こころの旅を読んで

ここ最近、私の中にずっと怒りがあるのを感じていました。

誰が悪いわけでもないということは理解していたのだけれど
沸々と湧いてくるその怒りを感じるたびに、自分が嫌になったりして

体感を使って”今ここにいること”を意識してみても
怒りの大きさに冷静さを失ってばかり。
そんな日々が1ヶ月ほど続いていました。

ここまでくると、なんだか疲れてきて
今はどうしようも出来ないのだろうと怒りを感じている自分を受け入れることにして
だけどいつか、その怒りを手放せる時がきっと来るだろうと信じて過ごしていました。

ただその間中も、ずっと
年末に先生のコーチングを受けた際に教えていただいた言葉を使って
”今ここ”を意識することをずっと続けていました。

そのおかげでしょうか。
ある小説を読んでいるときに、ふと答えがやってきたのです。
『私はサポート役なのだ』と。
その言葉で怒りが消え去り、スーッと楽になっていくのを感じたのです。
モヤが晴れて、意識が変わった瞬間でした。

『そっか、そうだよね。分かっているつもりでいたけれど、分かってなかったんだ。
ああ やっと楽になれた・・』

自然と口元が緩んで、やっぱりどうにかなったと自分を信頼した瞬間でもありました。

そして、その次の日のこと。
「こころの旅」という本の中のある一文を読んだ時に
年末あたりからずっと悩みの種であった思い込みも、なくなってしまったんです。

こちらも前日のことと同じで
分かっているつもりでいたけれど、心では納得していなかったようです。

その本に書かれていた内容は、簡単に言うと
妊娠中の母親の感情が、お腹の中の赤ちゃんに伝わり
赤ちゃんの発育過程での、心や性格構造に影響を及ぼすという内容でした。

そういう類のことは、今までもよく耳にしてきたし
別の本でも何度も目にしてきた言葉だったはずですが
今回は、別の角度からその言葉がストレートに心の中に入ってきてくれたようです。

悩みの種だった思い込みは、本当にただの思い込みだったという事がストンと腑に落ちて
そしてその思い込みは私の感情ではなくて
母のお腹の中にいた時の母の感情を吸収してしまっていただけだった。
ただそれだけの事でした。

ずっと葛藤していてモヤがかかった心が、いとも簡単に晴れてしまったのです。

自分を知ることを諦めなければ、ちゃんと答えはやってくるものだな・・と改めて思いました。
それまでは葛藤したり、内省したりして苦しかったりもするけれど
私はなんだかんだ、そういう体験をすることが嫌いではないのかもしれません。

自分の心とか意識とかが、自分の観る世界を創り出すということを考えると
だから私は葛藤ばかりしているのでしょうね・・

これもまた私の手放すべきテーマのひとつのようです。

 

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