親を許すと自分の人生を生きられる〜親への怒りを手放す〜

 

今日は"親を許すことの意味"について話したいなと思います。

 

まだ心に興味を持ち始めたばかりの数年前、両親との問題や自分の生き辛さについて調べたりしていた頃、
「幸せになる為には親を許しなさい」という言葉をよく目にしていていたのですけど
私が両親との関係修復した話をこのブログに書いている時に、その事をふと思い出しました。

 

世の中にはきっと、想像もできないような親子間での問題を抱えている方もきっと沢山いて
そういった方が「親を許すこと」の意味を履き違えてしまうと
余計に辛い現実から抜け出せなくなってしまうんじゃないかなって思い
その事をちゃんとここに書き留めておきたいなって思いました。

 

結論から言うと、「親を許すこと」というのは、親子関係修復とか、親と和解することではなくて
親を親としてではく、一人の人間としてみる事が出来るようになる事です。

親と仲良くしなくたって良いし、和解できなくても良いから
両親と自分を親子間の関係性から切り離し、親の人生を受け入れ
そしてあなたも自分の人生を受け入れ、自分の人生を生きる覚悟を決める事なのです。

それが、親を許すという事。

 

自分の人生を受け入れるという事は、自分の心の傷となった出来事なども受けれる必要がって
それが出来て初めて自分の人生を受け入れる、という事が出来ます。

すぐには無理かもしれないけど、その事を頭のどこかに置いておくと
きっといつか、あなたにも自分の人生を受け入れられるようになるタイミングがくると思います。
あるいは、向き合っていく中で、自然と受け入れられるようになるかもしれませんね。(私がそのタイプでした)

 

幼い頃は、家族という社会において親は絶対的な影響力があったと思います。
例え親と離れて暮らしていた幼少期だったとしても
その時期の寂しさや様々な感情が、当時の自分を支配してしまっていたという意味では、絶対的な影響を受けていますよね。

それって、当時のあなたにはどうする事も出来なかった事で
自分なりに心の逃げ場を作るのに精一杯だったでしょうし、もしかすると、それすらも出来ずに苦しかった方もいるでしょう。

 

そういった親子関係や環境により、今でも苦しい思いを抱えていて
両親や家族に対して強い恨みや憎しみを抱き、心の中で何度も何度も親を責めてしまうこともあると思います。
私もそうでした。

恨んだり憎しみを抱くこと自体は別に悪いことではなくて
むしろ、抑圧して無かった事にしてしまうよりは、しっかりとその感情を感じてしまった方が後の自分にとっては良いのです。

ただ、あなたが、幼少期の親子関係や家庭環境によって今も苦しんでいるとしたら
その苦しみの原因はなんだと思いますか?

 

それは、その恨みや憎しみを持ち続ける事なのです。
それが結果的に、あなたを余計に苦しめてしまって、あなたの心を不自由にしてしまっているんです。

親を許せない気持ちを持つ事で、親を苦しめる事が出来るならまだ良かったかもしれない。
だけど、親を許せない気持ちを持つ事で苦しい思いをしているのは、あなたなのです。

だから、親を許す必要があるんですよ。

あなたの心を自由にして、あなたがあなたの人生を歩む為に親を許す必要があるのです。

親から解放される為には、親への恨みや憎しみを手放さないと
本当の意味で親から解放される事は出来ません。

親への恨みや憎しみを感じるたびに、
あなたは、その状況を何度も何度も体現してしまいますよね。

それは、自由じゃない。

 

少しキツイ言い方になってしまうかもしれませんが

両親に苦しめられたことは事実だけど
両親に対する憎しみを持ち続ける事を選んでいるのはあなたなのです。

つまり何が言いたいのかと言うと、その苦しみを選んでいるのはあなた自身だから
手放すことだってあなた自身が選択出来るんですよ、と言いたいのです。

 

そうは言っても、恨みや憎しみを手放すことって難しいですよね。
それはどうしてだと思いますか?

それは、「両親への期待がどこかにある」という事が言えるのですよ。

 

どこかで、あなたはまだ両親に愛されたいんです。
もっと見て欲しい、構って欲しい、どこかでそうやって思っていて
その両親に対する期待が、恨みや憎しみに変わっているのです。

まずはその事を認めて下さい。
例えあなたにとって憎い両親だったとしても、あなたは愛されたいんです。

これは掘り下げていけば、きっと観えてくるはずです。

 

そして、「なぜ期待してしまうのか」という事なのですが
それは、両親はあなたの親で、あなたは両親の子供だからです。
その事実が、意識にも無意識にも根付いているからです。

 

なので、意識的に、両親と自分を親子間の関係性から切り離し、親の人生を受け入れ
そしてあなたも自分の人生を受け入れ、自分の人生を生きる覚悟を決める必要があるんですよ。

(血縁関係とは関係なしに、意識をしていけば、親を一人の人として考えられるようにはなります。)

 

その考えをベースにして、自己内省をする事が出来たら
もっと強い気持ちを持って、あなたがあなたの為に、親子関係について向き合う事が出来るんじゃないかなって思うんです。

 

先ほども言ったように、今すぐに出来なくても良いので
「いつか自分のために、親と自分を切り離して自由になりたいな」という気持ちを
どこかに置いておいて下さいね。

 

そして繰り返しになりなすが

両親と自分を親子間の関係性から切り離し、親の人生を受け入れ
両親を親としてではなくて、一人の人間として捉える事が
「親を許すこと」になり、そしてそれが自分の人生を生きる事を許可する事に繋がる

と言う事を、忘れないで頂きたいなと思います。

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免許更新の時の視力検査に引っかかりそうだったので5年ぶりぐらいに眼鏡を買いました。
それと、この歳にして薬用リップしか持っていなかったので色付きリップも。
(色付きリップって言葉合ってるのかな。。)

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